「血を与える量によって、操る死体の『強度』は変わる。与える血が多ければ多いほど長い時間使役出来るし、死体そのものも強くなる」
それこそゾンビ映画みたいに、人間を襲ったり殺したりも出来るってことか。
末恐ろしい能力だ。
「逆に、血が足りないと死体を動かすことも出来ない。使役出来る時間も短くなる」
「…」
「だから弱点を挙げるとしたら、一度に大量の死体を動かすことは出来ないし、強い死体を一体使役したら、他の死体を操る力は弱くなる。…ってところかな」
…それって、めちゃくちゃ重要な情報じゃないか?
もっと早く知っていたかったよ。
「つまり、死体の強さや動かせる時間は、あなたの与えた血の量に依存するということですね」
「そ…そうです」
イレース相手には敬語になるのな。
完全に尻に敷かれてるようだ。
「あんまり血を与え過ぎると、君の身体が持たなくなる…。ってことは、一度に操れる死体の数には限りがあるんだね?」
「そうだね。残念ながら」
いや、全然残念ではない。
俺達にとっては、むしろ安心材料だよ。
無限に操れるんだったらどうしようかと思った。
それこそ、映画に出てくるゾンビの大群みたいな地獄絵図が繰り広げられるものかと。
一応、操れる死体の数には限度があるらしい。
「ちなみに、お前の限界は何体くらいなんだ?」
「そうだな…。精々30体くらい?」
ごめん。充分ゾンビの大群だったわ。
一クラス作れそうな勢いじゃねーか。怖っ…。
「30体も…?そんなに血を流して大丈夫なのか?」
「やりたくはないけどね。しばらく貧血になりそうだから」
そうか。絶対やるなよ。
ゾンビ映画の再現は見たくない。
「あ、でも真夜中で、ごく短時間の間は無理をすれば、50体くらい呼ぶのも夢にじゃないかもね」
夢にしておいてくれ、それは。
ネクロマンサー、恐るべし。
無限に死体の軍勢を呼べる訳じゃないってことが聞けて、ちょっと安心したけど…。
それでも、ルディシアのあまりのポテンシャルの高さに、つくづく敵に回したくない相手だと再確認した。
相手するなら昼間だな。夜の間は怖過ぎる。
日光、聖水、そしてルディシアの血…。
ネクロマンサーの能力のことは色々分かってきたが…。
しかし、俺達はまだ…一番重要なことを聞いていない。
…そろそろ、その話をするべきか?
ちらりとシルナの方を向くと、シルナも意を決したように頷いた。
「…ルディシア君。聞いても良いかな?」
「何を?」
「…君は一体、何故イーニシュフェルト魔導学院を襲ったの?君は…誰の指示で動いてるの?」
イーニシュフェルト魔導学院を騒がせた幽霊事件が、ルディシア単独の犯行であったなら、それで良い。
でもそうじゃないだろう。
ルディシアは恐らく、あくまで実行部隊でしかない。
ルディシアに指示をした何者かが存在するはずだ。
ルディシアは一体…誰の指示で、何の目的でイーニシュフェルト魔導学院に来た?
それを確かめる為に、俺達はここにやって来たのだ。
それこそゾンビ映画みたいに、人間を襲ったり殺したりも出来るってことか。
末恐ろしい能力だ。
「逆に、血が足りないと死体を動かすことも出来ない。使役出来る時間も短くなる」
「…」
「だから弱点を挙げるとしたら、一度に大量の死体を動かすことは出来ないし、強い死体を一体使役したら、他の死体を操る力は弱くなる。…ってところかな」
…それって、めちゃくちゃ重要な情報じゃないか?
もっと早く知っていたかったよ。
「つまり、死体の強さや動かせる時間は、あなたの与えた血の量に依存するということですね」
「そ…そうです」
イレース相手には敬語になるのな。
完全に尻に敷かれてるようだ。
「あんまり血を与え過ぎると、君の身体が持たなくなる…。ってことは、一度に操れる死体の数には限りがあるんだね?」
「そうだね。残念ながら」
いや、全然残念ではない。
俺達にとっては、むしろ安心材料だよ。
無限に操れるんだったらどうしようかと思った。
それこそ、映画に出てくるゾンビの大群みたいな地獄絵図が繰り広げられるものかと。
一応、操れる死体の数には限度があるらしい。
「ちなみに、お前の限界は何体くらいなんだ?」
「そうだな…。精々30体くらい?」
ごめん。充分ゾンビの大群だったわ。
一クラス作れそうな勢いじゃねーか。怖っ…。
「30体も…?そんなに血を流して大丈夫なのか?」
「やりたくはないけどね。しばらく貧血になりそうだから」
そうか。絶対やるなよ。
ゾンビ映画の再現は見たくない。
「あ、でも真夜中で、ごく短時間の間は無理をすれば、50体くらい呼ぶのも夢にじゃないかもね」
夢にしておいてくれ、それは。
ネクロマンサー、恐るべし。
無限に死体の軍勢を呼べる訳じゃないってことが聞けて、ちょっと安心したけど…。
それでも、ルディシアのあまりのポテンシャルの高さに、つくづく敵に回したくない相手だと再確認した。
相手するなら昼間だな。夜の間は怖過ぎる。
日光、聖水、そしてルディシアの血…。
ネクロマンサーの能力のことは色々分かってきたが…。
しかし、俺達はまだ…一番重要なことを聞いていない。
…そろそろ、その話をするべきか?
ちらりとシルナの方を向くと、シルナも意を決したように頷いた。
「…ルディシア君。聞いても良いかな?」
「何を?」
「…君は一体、何故イーニシュフェルト魔導学院を襲ったの?君は…誰の指示で動いてるの?」
イーニシュフェルト魔導学院を騒がせた幽霊事件が、ルディシア単独の犯行であったなら、それで良い。
でもそうじゃないだろう。
ルディシアは恐らく、あくまで実行部隊でしかない。
ルディシアに指示をした何者かが存在するはずだ。
ルディシアは一体…誰の指示で、何の目的でイーニシュフェルト魔導学院に来た?
それを確かめる為に、俺達はここにやって来たのだ。


