すると、ルディシアは。
「弱点はないのかって…。自分の弱点をぺらぺら喋ると思う?」
「別に黙ってても良いぞ。イレースの拳骨を食らいたいならな」
「…」
ルディシアは無言で、この卑怯者め、と言わんばかりに俺を睨んだ。
何とでも言え。
「…ちっ、分かったよ。やりにくいなぁ、もう…」
「喋る気になったか?」
「弱点って言うか…これはネクロマンサーが死体を操る条件なんだけど」
…条件だと?
するとルディシアは、小さなナイフを袖口からくるりと取り出した。
思わず身構えたが、ルディシアは驚いたことに。
ナイフの切っ先を、自分の手のひらに向けた。
…え…?
平然とした顔で、ルディシアはざっくりとナイフで自分の手のひらを切りつけた。
「お前っ…何やってるんだ…!?」
当然ながら、ルディシアの手のひらから、ボタボタと塊のような血が溢れた。
それなのに、ルディシアは平然としていた。
「何って、これが死体を呼び出す条件だよ」
…条件?
さっきも言ってたが、条件って何の…。
「…っ?」
強い腐敗臭がして、二体目、三体目の死体が床を這いずり回っていた。
…きっしょ…。何回見ても慣れない。
夢に出てきそうだ。
「…ふむ、成程そういうことですか」
一人で納得しているナジュである。
お前はルディシアの心を読んで、いち早く理解出来るんだろうが。
俺には何のことかさっぱり分からねぇよ。
すると、シルナも。
「あっ…そういうことか…」
こっちも一人で納得してやがる。
「おいシルナ。どういうことなのか説明しろ」
さっきルディシアが手のひらを切りつけたことと、床で這いずり回ってるゾンビと、どう関係があるんだ?
「君の死体を操る能力は、君の血液を媒介に動いてるんだね?」
シルナが、ルディシアにそう確認した。
…血液を媒介に…?
「そうだよ。この死体達は、俺の血を触媒にして動いてる」
と、ルディシアは説明した。
自分の血液が、死体を使役する為の媒介…。
つまりこのゾンビ共は、ルディシアの血によって動いている。
逆に言えば…。
「ルディシアの血がないと…死体は操れないってことか?」
「うん」
あっさり肯定。
魔導師が魔法を発動するとき、魔力を必要とするように。
ネクロマンサーが死体を操るときには、ネクロマンサー本人の血液が必要だってことか。
…そんなトリックがあったとは。
この死体達、妙に生臭い匂いがすると思ったら…血液の匂いだったのか。
そりゃ生臭い訳だ…。
「弱点はないのかって…。自分の弱点をぺらぺら喋ると思う?」
「別に黙ってても良いぞ。イレースの拳骨を食らいたいならな」
「…」
ルディシアは無言で、この卑怯者め、と言わんばかりに俺を睨んだ。
何とでも言え。
「…ちっ、分かったよ。やりにくいなぁ、もう…」
「喋る気になったか?」
「弱点って言うか…これはネクロマンサーが死体を操る条件なんだけど」
…条件だと?
するとルディシアは、小さなナイフを袖口からくるりと取り出した。
思わず身構えたが、ルディシアは驚いたことに。
ナイフの切っ先を、自分の手のひらに向けた。
…え…?
平然とした顔で、ルディシアはざっくりとナイフで自分の手のひらを切りつけた。
「お前っ…何やってるんだ…!?」
当然ながら、ルディシアの手のひらから、ボタボタと塊のような血が溢れた。
それなのに、ルディシアは平然としていた。
「何って、これが死体を呼び出す条件だよ」
…条件?
さっきも言ってたが、条件って何の…。
「…っ?」
強い腐敗臭がして、二体目、三体目の死体が床を這いずり回っていた。
…きっしょ…。何回見ても慣れない。
夢に出てきそうだ。
「…ふむ、成程そういうことですか」
一人で納得しているナジュである。
お前はルディシアの心を読んで、いち早く理解出来るんだろうが。
俺には何のことかさっぱり分からねぇよ。
すると、シルナも。
「あっ…そういうことか…」
こっちも一人で納得してやがる。
「おいシルナ。どういうことなのか説明しろ」
さっきルディシアが手のひらを切りつけたことと、床で這いずり回ってるゾンビと、どう関係があるんだ?
「君の死体を操る能力は、君の血液を媒介に動いてるんだね?」
シルナが、ルディシアにそう確認した。
…血液を媒介に…?
「そうだよ。この死体達は、俺の血を触媒にして動いてる」
と、ルディシアは説明した。
自分の血液が、死体を使役する為の媒介…。
つまりこのゾンビ共は、ルディシアの血によって動いている。
逆に言えば…。
「ルディシアの血がないと…死体は操れないってことか?」
「うん」
あっさり肯定。
魔導師が魔法を発動するとき、魔力を必要とするように。
ネクロマンサーが死体を操るときには、ネクロマンサー本人の血液が必要だってことか。
…そんなトリックがあったとは。
この死体達、妙に生臭い匂いがすると思ったら…血液の匂いだったのか。
そりゃ生臭い訳だ…。


