聖魔騎士団魔導部隊隊舎に迷い込んだであろう野良猫が、解体されて食肉にされていないことを祈りつつ。
俺達は改めて、ルディシアの監禁部屋に足を踏み入れた。
「入るぞ」
部屋の扉を開けると。
そこはもぬけの殻で、ルディシアの姿が見つからない…みたいなことはなく。
ルディシアは大人しく、部屋の中のソファに座り。
ちっこい文庫本を開いて、それを捲っていた。
…おぉ。
めっちゃ大人しいじゃん。
「来たぞ、ルディシア」
「あぁ…?うん、そう」
俺達の姿を見ても、この気のない返事。
敵意を向けられているのではないのだから、以前に比べれば進歩だな。
それにしても、この監禁部屋。
全然監禁部屋ではないな。普通の客間だ。
ソファもテーブルもベッドもあるし、ご覧の通り本も置いてある。
新聞もあるし、飲み物も、お茶菓子まで置いてある始末。
これじゃあホテルみたいなもんだ。
随分「快適」な監禁生活だな。
まぁ、それだけルディシアに抵抗の意志がないってことなんだろうけど…。
「今日はあんた達なのか…。…何?俺の処刑でも決まった?」
薄ら笑いを浮かべて、物騒なことを口にする。
「…そうだ、って言ったらどうするんだ?」
「さぁ、どうもしないよ。死体は俺の味方だから」
あ、そ。
あまりに死体と馴れ合い過ぎて、死そのものさえ恐れなくなったか?
「別に処刑しようってんじゃない。ただ、話を聞かせて欲しいだけだ」
「話…つまり尋問か」
まぁ、そうとも言う。
実際尋問なんだから、否定はしないよ。
「一体何度同じことを喋らされるんだか…。ここの人達にも何回も聞かれたよ」
ここの人達…聖魔騎士団大隊長だろうな。
「これ以上、何が聞きたいって?」
「俺達はまだ聞いてないからな」
「ふーん…」
どうやら気乗りしないようだな。
尋問なんて楽しいことじゃないんだから、無理もないけど…。
すると。
「あなたは自分の立場が分かってないようですね」
と、イレースが腕組みをして言った。
「…!」
イレースの姿を見るなり、ルディシアの目の色が変わった。
お?
「ここでは随分生温い待遇を受けているようですが、あなたは今、虜囚の立場。袋の鼠も同然です」
「…」
「洗いざらい喋ってもらいますよ。嘘をついたり誤魔化そうとすれば、痛い目に遭うことも考えておくんですね」
「…はい」
こくり、と頷くルディシア。
すげー素直なんだけど。イレースが言ったら。
やべぇ。イレース連れてきてマジで良かった。
この分なら、包み隠さず何でも話してくれそうだ。
ルディシアが痛い目に遭うこともなさそうだな。
俺達は改めて、ルディシアの監禁部屋に足を踏み入れた。
「入るぞ」
部屋の扉を開けると。
そこはもぬけの殻で、ルディシアの姿が見つからない…みたいなことはなく。
ルディシアは大人しく、部屋の中のソファに座り。
ちっこい文庫本を開いて、それを捲っていた。
…おぉ。
めっちゃ大人しいじゃん。
「来たぞ、ルディシア」
「あぁ…?うん、そう」
俺達の姿を見ても、この気のない返事。
敵意を向けられているのではないのだから、以前に比べれば進歩だな。
それにしても、この監禁部屋。
全然監禁部屋ではないな。普通の客間だ。
ソファもテーブルもベッドもあるし、ご覧の通り本も置いてある。
新聞もあるし、飲み物も、お茶菓子まで置いてある始末。
これじゃあホテルみたいなもんだ。
随分「快適」な監禁生活だな。
まぁ、それだけルディシアに抵抗の意志がないってことなんだろうけど…。
「今日はあんた達なのか…。…何?俺の処刑でも決まった?」
薄ら笑いを浮かべて、物騒なことを口にする。
「…そうだ、って言ったらどうするんだ?」
「さぁ、どうもしないよ。死体は俺の味方だから」
あ、そ。
あまりに死体と馴れ合い過ぎて、死そのものさえ恐れなくなったか?
「別に処刑しようってんじゃない。ただ、話を聞かせて欲しいだけだ」
「話…つまり尋問か」
まぁ、そうとも言う。
実際尋問なんだから、否定はしないよ。
「一体何度同じことを喋らされるんだか…。ここの人達にも何回も聞かれたよ」
ここの人達…聖魔騎士団大隊長だろうな。
「これ以上、何が聞きたいって?」
「俺達はまだ聞いてないからな」
「ふーん…」
どうやら気乗りしないようだな。
尋問なんて楽しいことじゃないんだから、無理もないけど…。
すると。
「あなたは自分の立場が分かってないようですね」
と、イレースが腕組みをして言った。
「…!」
イレースの姿を見るなり、ルディシアの目の色が変わった。
お?
「ここでは随分生温い待遇を受けているようですが、あなたは今、虜囚の立場。袋の鼠も同然です」
「…」
「洗いざらい喋ってもらいますよ。嘘をついたり誤魔化そうとすれば、痛い目に遭うことも考えておくんですね」
「…はい」
こくり、と頷くルディシア。
すげー素直なんだけど。イレースが言ったら。
やべぇ。イレース連れてきてマジで良かった。
この分なら、包み隠さず何でも話してくれそうだ。
ルディシアが痛い目に遭うこともなさそうだな。


