―――――――…令月、すぐり、マシュリの三人が、ルーデュニア聖王国行きの輸出船にこっそり潜入し。
ルーデュニア聖王国に向けて、帰国の途についていたそのとき。
イーニシュフェルト魔導学院では。
「…よしっ、手土産はこれでよし、っと」
「…」
シルナは、秘蔵の高級チョコレートを紙袋に詰めて、満足そうに頷いていた。
…あのさぁ。
こいつ、今がふざけて良い状況じゃないってこと、分かってるか?
分かってないのかもしれない。…もう歳だから。
これから、親しい友人のもとに遊びに行くとでも思ってるんだろう。歳だから。
「何だか、羽久が私に失礼なこと考える気がする…!」
それは奇遇だな。
「俺はシルナが、フユリ様に失礼なことしようとしてる気がするよ」
「え、何でっ?私何かした?」
何かした?じゃなくて、これからしようとしてるんだよ。
女王から依頼を受けて、直々に謁見しに行こうとしているのに。
呑気にチョコの手土産なんて、選んでる場合じゃないだろうが。
ルーデュニア聖王国に向けて、帰国の途についていたそのとき。
イーニシュフェルト魔導学院では。
「…よしっ、手土産はこれでよし、っと」
「…」
シルナは、秘蔵の高級チョコレートを紙袋に詰めて、満足そうに頷いていた。
…あのさぁ。
こいつ、今がふざけて良い状況じゃないってこと、分かってるか?
分かってないのかもしれない。…もう歳だから。
これから、親しい友人のもとに遊びに行くとでも思ってるんだろう。歳だから。
「何だか、羽久が私に失礼なこと考える気がする…!」
それは奇遇だな。
「俺はシルナが、フユリ様に失礼なことしようとしてる気がするよ」
「え、何でっ?私何かした?」
何かした?じゃなくて、これからしようとしてるんだよ。
女王から依頼を受けて、直々に謁見しに行こうとしているのに。
呑気にチョコの手土産なんて、選んでる場合じゃないだろうが。


