まさか、今回の騒動にヴァルシーナが関わっていたとは。
これは、やはりイーニシュフェルト魔導学院も無関係ではいられないみたいだね。
やり方はナツキ皇王に任せる…とは言っていたけど。
あくまでヴァルシーナの目的は、学院長なんだろうし。
だとしたら、学院長が放っておかれることはないはず。
事実…最初に刺客として送られてきたルディシアとマシュリも、フユリより先に、学院長を狙ってきたんだし。
間違いなく、あれはヴァルシーナの発案なんだろう。
先に学院長を潰せ、って。
まぁ…結局は失敗に終わったんだから、世話ないけど。
「…何だか、ややこしーことになってるみたいだねー」
と、『八千歳』が呟いた。
本当だね。
「ヴァルシーナが関わってる以上…今ここでナツキ皇王を暗殺しても、無意味だろーね」
「…うん、そうだね」
ナツキ皇王の単独犯じゃなくて、ヴァルシーナも関わってるんだから。
殺すなら、二人セットで殺さないと。
でも学院長は多分、ヴァルシーナに死んで欲しくないんだろうし…。
…ともかく、『八千歳』の言う通り、ややこしいことになってるみたいだ。
「でも、どうやらナツキ皇王は、学院長が憎い訳じゃなさそうだね」
これは、結構重要なことだと思うよ。
あくまで彼の目的…と言うか、ターゲットと言うか。
ナツキ皇王が血眼になって標的にしてるのは、妹のフユリ女王だけのようだ。
別に学院長が憎い訳じゃない。
「それに…魔導師そのものを憎んでる訳でもないんでしょ?」
「うん」
マシュリは、僕の質問に頷いた。
成程。
じゃ、最悪学院長とナツキ皇王が敵対することになっても、お互いを憎み合って殺し合う…ということにはならなさそうだ。
学院長は誰も憎まないと思うけどね。
「なら、まだ救いはある…か」
少なくとも、問答無用で殴りかかられる心配はなさそうだ。
それはちょっと、安心。
そして、そこまで分かれば、充分。
…そろそろ潮時かな。
「…撤収しようか。見つかる前に」
これ以上潜伏を続けたら、得られる情報と見つかる危険が釣り合わなくなる。
退路があるうちに、潔く撤退しよう。
それに、収穫としては充分だ。
あとはこの情報を、無事にルーデュニア聖王国まで…学院長のもとまで届けたら、それで今回の任務は達成だ。
これは、やはりイーニシュフェルト魔導学院も無関係ではいられないみたいだね。
やり方はナツキ皇王に任せる…とは言っていたけど。
あくまでヴァルシーナの目的は、学院長なんだろうし。
だとしたら、学院長が放っておかれることはないはず。
事実…最初に刺客として送られてきたルディシアとマシュリも、フユリより先に、学院長を狙ってきたんだし。
間違いなく、あれはヴァルシーナの発案なんだろう。
先に学院長を潰せ、って。
まぁ…結局は失敗に終わったんだから、世話ないけど。
「…何だか、ややこしーことになってるみたいだねー」
と、『八千歳』が呟いた。
本当だね。
「ヴァルシーナが関わってる以上…今ここでナツキ皇王を暗殺しても、無意味だろーね」
「…うん、そうだね」
ナツキ皇王の単独犯じゃなくて、ヴァルシーナも関わってるんだから。
殺すなら、二人セットで殺さないと。
でも学院長は多分、ヴァルシーナに死んで欲しくないんだろうし…。
…ともかく、『八千歳』の言う通り、ややこしいことになってるみたいだ。
「でも、どうやらナツキ皇王は、学院長が憎い訳じゃなさそうだね」
これは、結構重要なことだと思うよ。
あくまで彼の目的…と言うか、ターゲットと言うか。
ナツキ皇王が血眼になって標的にしてるのは、妹のフユリ女王だけのようだ。
別に学院長が憎い訳じゃない。
「それに…魔導師そのものを憎んでる訳でもないんでしょ?」
「うん」
マシュリは、僕の質問に頷いた。
成程。
じゃ、最悪学院長とナツキ皇王が敵対することになっても、お互いを憎み合って殺し合う…ということにはならなさそうだ。
学院長は誰も憎まないと思うけどね。
「なら、まだ救いはある…か」
少なくとも、問答無用で殴りかかられる心配はなさそうだ。
それはちょっと、安心。
そして、そこまで分かれば、充分。
…そろそろ潮時かな。
「…撤収しようか。見つかる前に」
これ以上潜伏を続けたら、得られる情報と見つかる危険が釣り合わなくなる。
退路があるうちに、潔く撤退しよう。
それに、収穫としては充分だ。
あとはこの情報を、無事にルーデュニア聖王国まで…学院長のもとまで届けたら、それで今回の任務は達成だ。


