さて、マシュリ…と言うか、いろりの案内で図書館に到着。
図書館の中で猫を連れているのがバレたら怒られそうなので、風呂敷に包んでこっそり連れて入った。
バレなきゃセーフ。
さすが皇都の図書館。所狭しとたくさんの本が並んでいるけれど…。
「セレーナの図書館の方が、本の数多いね」
と、『八千歳』が一言。
僕も同じことを考えていたところだ。
「街の華やかさは、セレーナと似てるのにね…。本は少ないんだね」
「あ、そーか。魔導書だ、魔導書が一冊も置いてないんだ」
言われてみれば、確かにその通り。
郷土資料や雑誌、小説といった本は充実しているのに。
イーニシュフェルト魔導学院の図書室に置いてあるような、魔導書の類は一切見つからない。
それで本が少ないように思うんだね。
王都セレーナの図書館は、一般書物と同じくらい、魔導書も充実しているから。
「アーリヤット皇国の人は、魔導書読まないの?」
「魔導書そのものはあるよ。けどアーリヤット皇国では、魔導書を読むには、図書館に魔導書閲覧権限の申請をして、許可された人でないと貸出不可なんだ」
風呂敷に包まれたマシュリが、こっそりそう教えてくれた。
特別な許可がないと、魔導書は読めないってこと?
ルーデュニア聖王国では、一般人だろうと魔導師だろうと、大人でも子供でも魔導書を読めるのにね。
アーリヤット皇国は反魔導師国家だから、そんな面倒臭い決まりがあるらしい。
「まぁいーや。用があるのは新聞だし…。新聞は許可なくても読めるよね?」
「そのはずだよ」
「あ、本当だ。あった」
今日だけじゃなくて、2、3日前のものも並んでいる。
「こっちが…『アーリヤット全国通信』、こっちは『アーリヤット産業新聞』…」
「『アーリヤット・ジャーナル新聞』…。『アーリヤットタイムス』っていうのもあるよ」
色々種類あるんだね。新聞。
とりあえず、全国紙っぽい新聞は全部読もう。
「国内で一番メジャーな新聞は、多分『アーリヤットタイムス』だね」
風呂敷の中から、マシュリがアドバイス。
そうなんだ。じゃあそれから読むよ。
まぁ、どれも似たようなこと書いてあるんだろうけど…。
さて、まず今日の第一面は…。
「『サミット閉幕。皇王ナツキ様帰国』だって」
出迎えに来た国民達に、笑顔で手を振る皇王の写真が、でかでかと掲載されていた。
この上なく分かりやすいね。
やっぱり帰ってきてたんだ、この人。
図書館の中で猫を連れているのがバレたら怒られそうなので、風呂敷に包んでこっそり連れて入った。
バレなきゃセーフ。
さすが皇都の図書館。所狭しとたくさんの本が並んでいるけれど…。
「セレーナの図書館の方が、本の数多いね」
と、『八千歳』が一言。
僕も同じことを考えていたところだ。
「街の華やかさは、セレーナと似てるのにね…。本は少ないんだね」
「あ、そーか。魔導書だ、魔導書が一冊も置いてないんだ」
言われてみれば、確かにその通り。
郷土資料や雑誌、小説といった本は充実しているのに。
イーニシュフェルト魔導学院の図書室に置いてあるような、魔導書の類は一切見つからない。
それで本が少ないように思うんだね。
王都セレーナの図書館は、一般書物と同じくらい、魔導書も充実しているから。
「アーリヤット皇国の人は、魔導書読まないの?」
「魔導書そのものはあるよ。けどアーリヤット皇国では、魔導書を読むには、図書館に魔導書閲覧権限の申請をして、許可された人でないと貸出不可なんだ」
風呂敷に包まれたマシュリが、こっそりそう教えてくれた。
特別な許可がないと、魔導書は読めないってこと?
ルーデュニア聖王国では、一般人だろうと魔導師だろうと、大人でも子供でも魔導書を読めるのにね。
アーリヤット皇国は反魔導師国家だから、そんな面倒臭い決まりがあるらしい。
「まぁいーや。用があるのは新聞だし…。新聞は許可なくても読めるよね?」
「そのはずだよ」
「あ、本当だ。あった」
今日だけじゃなくて、2、3日前のものも並んでいる。
「こっちが…『アーリヤット全国通信』、こっちは『アーリヤット産業新聞』…」
「『アーリヤット・ジャーナル新聞』…。『アーリヤットタイムス』っていうのもあるよ」
色々種類あるんだね。新聞。
とりあえず、全国紙っぽい新聞は全部読もう。
「国内で一番メジャーな新聞は、多分『アーリヤットタイムス』だね」
風呂敷の中から、マシュリがアドバイス。
そうなんだ。じゃあそれから読むよ。
まぁ、どれも似たようなこと書いてあるんだろうけど…。
さて、まず今日の第一面は…。
「『サミット閉幕。皇王ナツキ様帰国』だって」
出迎えに来た国民達に、笑顔で手を振る皇王の写真が、でかでかと掲載されていた。
この上なく分かりやすいね。
やっぱり帰ってきてたんだ、この人。


