さっきまで、絶望的な状況に陥っていたが。
こちらにはシルナがいると思ったら、俄然何とかなりそうな気がしてきた。
いくら策士なナツキ様と言えど、シルナに比べたら子供の浅知恵だ。
積み上げてきた年季の違いってものを、その無駄に重ねてきた年齢は伊達じゃないってことを、ナツキ様に教えてやれ。
「…さっきから地味に、羽久が私に失礼なこと考えてる気がするのが気になるけど…」
「気にするな」
「そうだね。まずはこの状況を何とかしないと…。こちらもすぐに声明を出そう。ルディシア君とマシュリ君が、この通りピンピンしてるってことを…」
全世界の人々に知ってもらおうぜ。
人質?は?何それ美味しいの?ってさ。
「その為に、まず…」
と、シルナが言いかけたそのとき。
「会議中、失礼致します…!シュニィ副団長殿…!」
会議室に、魔導隊士の一人が飛び込んできた。
その青ざめた表情に、誰もが顔を強張らせた。
「どうしました?フユリ様に何か動きが?」
「い、いえ…。フユリ様ではなく…サミットに参加中のアーリヤット皇王様が…」
ナツキ様が何だって?
これ以上、何をやらかしたんだ。あの人は?
「親魔導師国家であるルーデュニア聖王国を、公然と批難すると共に…。あ、新たな条約を提案し、その場で諸外国に批准を求めたと…」
「…何ですって…?」
…ごめん、ちょっと言ってることの意味が分からない。
多分、報告している魔導隊士も、頭の中パニックなんだろう。
更に状況が悪くなってるんだってことは分かる。
「落ち着いてください。一体何事ですか?新しい条約って…?」
「る、ルーデュニア聖王国にも送られてきました。アーリヤット皇国を中心として、各国に条約の批准を求めています」
そう言って、報告に来た魔導隊士は、これまたコピーした文書をシュニィに手渡した。
あまりに力を込めて握っていたせいか、文書に皺が寄ってしまっている。
しかし、誰もそんな瑣末事に気を配る者はいなかった。
「な…何なんです、これは…」
その文書を読んで、シュニィは青ざめていた。
「ちょ、ちょっと。読ませて」
「俺も」
シルナと俺は、シュニィから文書を受け取り。
その内容を読んで、これまた腰を抜かしてしまった。
さっきまでの報告にも、充分驚いたもんだが。
こちらもまた、負けず劣らずのインパクトがある。
こちらにはシルナがいると思ったら、俄然何とかなりそうな気がしてきた。
いくら策士なナツキ様と言えど、シルナに比べたら子供の浅知恵だ。
積み上げてきた年季の違いってものを、その無駄に重ねてきた年齢は伊達じゃないってことを、ナツキ様に教えてやれ。
「…さっきから地味に、羽久が私に失礼なこと考えてる気がするのが気になるけど…」
「気にするな」
「そうだね。まずはこの状況を何とかしないと…。こちらもすぐに声明を出そう。ルディシア君とマシュリ君が、この通りピンピンしてるってことを…」
全世界の人々に知ってもらおうぜ。
人質?は?何それ美味しいの?ってさ。
「その為に、まず…」
と、シルナが言いかけたそのとき。
「会議中、失礼致します…!シュニィ副団長殿…!」
会議室に、魔導隊士の一人が飛び込んできた。
その青ざめた表情に、誰もが顔を強張らせた。
「どうしました?フユリ様に何か動きが?」
「い、いえ…。フユリ様ではなく…サミットに参加中のアーリヤット皇王様が…」
ナツキ様が何だって?
これ以上、何をやらかしたんだ。あの人は?
「親魔導師国家であるルーデュニア聖王国を、公然と批難すると共に…。あ、新たな条約を提案し、その場で諸外国に批准を求めたと…」
「…何ですって…?」
…ごめん、ちょっと言ってることの意味が分からない。
多分、報告している魔導隊士も、頭の中パニックなんだろう。
更に状況が悪くなってるんだってことは分かる。
「落ち着いてください。一体何事ですか?新しい条約って…?」
「る、ルーデュニア聖王国にも送られてきました。アーリヤット皇国を中心として、各国に条約の批准を求めています」
そう言って、報告に来た魔導隊士は、これまたコピーした文書をシュニィに手渡した。
あまりに力を込めて握っていたせいか、文書に皺が寄ってしまっている。
しかし、誰もそんな瑣末事に気を配る者はいなかった。
「な…何なんです、これは…」
その文書を読んで、シュニィは青ざめていた。
「ちょ、ちょっと。読ませて」
「俺も」
シルナと俺は、シュニィから文書を受け取り。
その内容を読んで、これまた腰を抜かしてしまった。
さっきまでの報告にも、充分驚いたもんだが。
こちらもまた、負けず劣らずのインパクトがある。


