まさか。
世界主要国サミットに、ルーデュニア聖王国の代表が不在とは。
シルナなしに職員会議開くようなもんだぞ。
いや、それは言い過ぎかもしれないが…。
でも、あながち誇張とも言えない。
ルーデュニア聖王国は、世界でも有数の経済大国。
そのルーデュニア聖王国なしに、会議を行っているのか…。
成程、ナツキ様が好き勝手な声明を発表出来た訳だ。
フユリ様がいないのを良いことに…。
「何でフユリ様は、ミナミノ共和国に…?」
ルーデュニア聖王国と特別仲が良い訳でもない。
それどころか…こういう言い方は良くないが、ルーデュニアに比べたら、ミナミノ共和国はそれほど治安の良い国ではない。
何故このタイミングで…。
「サミット開催の直前に、ミナミノ共和国から公式に招待を受けたんです」
…とのこと。
「招待…?」
「はい…。私も後になって知らされたんですが…。このような文書が、ミナミノ共和国から…」
そう言って、シュニィはコピーしたものらしい文書を、俺とシルナに差し出した。
かいつまんで、ざっと読んでみたところ。
元々ミナミノ共和国は、魔導師に対して偏見の強い国である。
しかし、この度ミナミノ共和国では、国内の政権交代に伴って、これまでの方針とは一転。
魔導師に寛容な国策を執り行うことを決定した。
で、その一環として、世界でも有数の魔導師大国であるルーデュニア聖王国の政策を習いたい。
ひいては、これまであまり仲の良くなかったルーデュニア聖王国とも、改めて親密な友好関係を築きたい。
そして、新たに就任したミナミノ共和国の代表として、ルーデュニア聖王国の女王、フユリ様に直々に挨拶したい。
どうかサミットの前に、時間を作って訪問してくれないだろうか。
…というのが、文書の内容だった。
要するに、仲直りしに会いに来てくれ、ってな訳だ。
本気で仲直りしたいなら、自分が来いよ。
とは思ったが、このような文書が公式に送られてきて、フユリ様としても無視は出来なかったのだろう。
「それで…フユリ様がミナミノ共和国に…」
「はい…。挨拶を済ませて、すぐに戻ってきてサミットに備える予定だったそうですが…」
「まだミナミノ共和国に残ってるんだな?」
「そのようです」
…何だか胡散臭い、この文書を受け取って。
これまで魔導師を厳しく取り締まっていた癖に、突然の変わり身に、怪しみながらもミナミノ共和国を訪問した。
あわよくばフユリ様も、これを機にミナミノ共和国と友好関係を築きたい、という思いもあったのだろう。
いかにも罠っぽく見えるが、国同士の礼儀を果たす為に、彼女はミナミノ共和国を訪問した…。
そして、帰ってこられなくなってしまったのだ。
世界主要国サミットに、ルーデュニア聖王国の代表が不在とは。
シルナなしに職員会議開くようなもんだぞ。
いや、それは言い過ぎかもしれないが…。
でも、あながち誇張とも言えない。
ルーデュニア聖王国は、世界でも有数の経済大国。
そのルーデュニア聖王国なしに、会議を行っているのか…。
成程、ナツキ様が好き勝手な声明を発表出来た訳だ。
フユリ様がいないのを良いことに…。
「何でフユリ様は、ミナミノ共和国に…?」
ルーデュニア聖王国と特別仲が良い訳でもない。
それどころか…こういう言い方は良くないが、ルーデュニアに比べたら、ミナミノ共和国はそれほど治安の良い国ではない。
何故このタイミングで…。
「サミット開催の直前に、ミナミノ共和国から公式に招待を受けたんです」
…とのこと。
「招待…?」
「はい…。私も後になって知らされたんですが…。このような文書が、ミナミノ共和国から…」
そう言って、シュニィはコピーしたものらしい文書を、俺とシルナに差し出した。
かいつまんで、ざっと読んでみたところ。
元々ミナミノ共和国は、魔導師に対して偏見の強い国である。
しかし、この度ミナミノ共和国では、国内の政権交代に伴って、これまでの方針とは一転。
魔導師に寛容な国策を執り行うことを決定した。
で、その一環として、世界でも有数の魔導師大国であるルーデュニア聖王国の政策を習いたい。
ひいては、これまであまり仲の良くなかったルーデュニア聖王国とも、改めて親密な友好関係を築きたい。
そして、新たに就任したミナミノ共和国の代表として、ルーデュニア聖王国の女王、フユリ様に直々に挨拶したい。
どうかサミットの前に、時間を作って訪問してくれないだろうか。
…というのが、文書の内容だった。
要するに、仲直りしに会いに来てくれ、ってな訳だ。
本気で仲直りしたいなら、自分が来いよ。
とは思ったが、このような文書が公式に送られてきて、フユリ様としても無視は出来なかったのだろう。
「それで…フユリ様がミナミノ共和国に…」
「はい…。挨拶を済ませて、すぐに戻ってきてサミットに備える予定だったそうですが…」
「まだミナミノ共和国に残ってるんだな?」
「そのようです」
…何だか胡散臭い、この文書を受け取って。
これまで魔導師を厳しく取り締まっていた癖に、突然の変わり身に、怪しみながらもミナミノ共和国を訪問した。
あわよくばフユリ様も、これを機にミナミノ共和国と友好関係を築きたい、という思いもあったのだろう。
いかにも罠っぽく見えるが、国同士の礼儀を果たす為に、彼女はミナミノ共和国を訪問した…。
そして、帰ってこられなくなってしまったのだ。


