「今朝のことです。現在主要国サミットに参加中のアーリヤット皇王…ナツキ様が、会議の中で声明を発表したんです」
現在のナツキ様は、イレースも言ってた…5年に一度の世界主要国会議に参加中。
そしてそこで、ナツキ様は会議の中で…。
「声明…って、どんな?」
「要約すると…ルーデュニア聖王国は、自国の民であるアーリヤット人大使を、不当に拘束し、人質にしていると訴えたのです」
…ふむ。
成程…。…分からん。
「…ちょっと話が見えないんだが…。人質って誰だよ?」
「ルディシアさんとマシュリさんです」
ルディシアとマシュリが、誰の人質だって?
これには、人質とされているマシュリ本人も目を丸くしていた。
お前人質なんだってよ。どういうこと?
「ナツキ様は、現在ルーデュニア聖王国に亡命しているお二人の身柄を返すように要求しています。お二人はアーリヤット皇国の国民なのに、ルーデュニア聖王国が不当に拘束しているのだと」
「はぁぁ…!?」
ルディシアとマシュリを返せ?
どの面下げて言ってんだ?二人をルーデュニア聖王国に送り込んだのは、当のナツキ様本人だろう?
「声明の中でナツキ様は、ルディシアさんとマシュリさんのことを『HOME』の軍人ではなく、アーリヤット皇国の正式な『外交大使』であるとして公表していました」
「…『外交大使』だと…?」
「はい…。友好の証として訪問した大使を、フユリ様が命じて拘束させ、アーリヤット皇国に帰らせないよう監禁していると…」
「…」
…信じられない。
俺は、思わず目をぐるりと回してしまった。
そんなでたらめ、嘘八百…。言いがかりにも程がある。
ルディシアとマシュリが、フユリ様の命令で拘束されている?
マシュリは今ここにいるし、ルディシアは自由に外を歩き回って、何処行ったのか分からないんだぞ。
それに二人は、拘束されているからアーリヤット皇国に帰らないのではない。
二人共自らの意志で、アーリヤット皇国を捨て、ルーデュニア聖王国に残ることを選んでくれたのだ。
そうだというのに…。
「一体…何を言ってるんだ?ナツキ様は、本気でそんな戯言信じてるのか…?」
誰に吹き込まれたんだ?
派遣したルディシアとマシュリが、いつまでも帰ってこないから。
もしかしてフユリ様の命令で捕らえられてるんじゃないかと疑って、そんな声明を出したのか?
…しかし。
これは、単なるナツキ様の勘違いではなかった。
「信じちゃいねぇよ。つまり、初めからこれが目的だったんだ」
眉をひそめたジュリスが、腕組みをしてそう言った。
現在のナツキ様は、イレースも言ってた…5年に一度の世界主要国会議に参加中。
そしてそこで、ナツキ様は会議の中で…。
「声明…って、どんな?」
「要約すると…ルーデュニア聖王国は、自国の民であるアーリヤット人大使を、不当に拘束し、人質にしていると訴えたのです」
…ふむ。
成程…。…分からん。
「…ちょっと話が見えないんだが…。人質って誰だよ?」
「ルディシアさんとマシュリさんです」
ルディシアとマシュリが、誰の人質だって?
これには、人質とされているマシュリ本人も目を丸くしていた。
お前人質なんだってよ。どういうこと?
「ナツキ様は、現在ルーデュニア聖王国に亡命しているお二人の身柄を返すように要求しています。お二人はアーリヤット皇国の国民なのに、ルーデュニア聖王国が不当に拘束しているのだと」
「はぁぁ…!?」
ルディシアとマシュリを返せ?
どの面下げて言ってんだ?二人をルーデュニア聖王国に送り込んだのは、当のナツキ様本人だろう?
「声明の中でナツキ様は、ルディシアさんとマシュリさんのことを『HOME』の軍人ではなく、アーリヤット皇国の正式な『外交大使』であるとして公表していました」
「…『外交大使』だと…?」
「はい…。友好の証として訪問した大使を、フユリ様が命じて拘束させ、アーリヤット皇国に帰らせないよう監禁していると…」
「…」
…信じられない。
俺は、思わず目をぐるりと回してしまった。
そんなでたらめ、嘘八百…。言いがかりにも程がある。
ルディシアとマシュリが、フユリ様の命令で拘束されている?
マシュリは今ここにいるし、ルディシアは自由に外を歩き回って、何処行ったのか分からないんだぞ。
それに二人は、拘束されているからアーリヤット皇国に帰らないのではない。
二人共自らの意志で、アーリヤット皇国を捨て、ルーデュニア聖王国に残ることを選んでくれたのだ。
そうだというのに…。
「一体…何を言ってるんだ?ナツキ様は、本気でそんな戯言信じてるのか…?」
誰に吹き込まれたんだ?
派遣したルディシアとマシュリが、いつまでも帰ってこないから。
もしかしてフユリ様の命令で捕らえられてるんじゃないかと疑って、そんな声明を出したのか?
…しかし。
これは、単なるナツキ様の勘違いではなかった。
「信じちゃいねぇよ。つまり、初めからこれが目的だったんだ」
眉をひそめたジュリスが、腕組みをしてそう言った。


