ルディシアのときも、まさか死体を操るネクロマンサーが刺客だとは思わなかったが。
今度は猫とはな。
例え命を狙われたとしても、絶対気づかなかっただろうな。
普通に愛猫として可愛がってたもん。俺ら。
皆で名前決めたり、猫じゃらし買ってきたりしてさ。
成程、いろりのこと、ずっと賢い猫だなと思ってたが。
それは中身がマシュリだったからなんだな。納得。
まさか、自分達の命を狙いに来た刺客を可愛がっていたとは…。
もしマシュリがその気になって、いろりの姿で俺達に奇襲を仕掛けたとしたら。
間違いなく、その作戦は成功していたことだろう。
しかし、その作戦が実行に移されることは、ついぞなかった。
それは何故なのか?
「…学院に潜り込めれば、それだけで良かったのに…」
と、マシュリは言った。
「皆して、無警戒に僕のこと構って…遊んで…可愛がって…」
「…まさか、それで情に絆されたのか?」
「…」
無言でこくり、と頷くマシュリ。
…結構素直な奴だよな、マシュリって。
ナジュとは大違いだぞ。
「…何で僕と比較するんですか?」
うるせぇ。
お前は少し、マシュリの爪の垢を煎じて飲ませてもらえ。
いろり…マシュリのこと、可愛がっといて良かった。
俺としては、学院の新しいマスコットを可愛がってただけなんだが。
まさか、そのお陰で命を救われる結果になるとは。
分からないもんだな、世の中。
とりあえず俺、今日から、野良猫見つけたら可愛がっておくことにするよ。
「イーニシュフェルト魔導学院は、シルナを始め、お人好しばっかだからな…」
でも、今回はそのお陰で救われたな。
改めて、マシュリが味方になってくれて良かった。
つくづくそう思う。
「しかし、いろりちゃんがマシュリさんだったとは…」
「生徒達、明日いろりちゃんの姿を見たら、皆喜ぶね」
天音とシルナがそう言うと、マシュリは。
「…え?」
と、首を傾げていた。
…何だよその、え?ってのは。
「何だ。何か不満なのか?」
「いや…不満って言うか…」
「それとも、正体がバレた今、猫に化けるのはやめるつもりか?」
いろりじゃなくて、マシュリとして生活したいのか?
それならそれでも良いけど。
「いろりの姿に…また戻って良いの?生徒達の前に…」
…あぁ、そう。
成程、そういう心配な。
お前の素直なところは、ナジュに爪の垢を煎じて飲ませたいが。
逆にお前には、ナジュの爪の垢を煎じて飲ませたいな。
マシュリも少しは、ナジュの図太さを見習うべきだな。
「だから、何でさっきから比較対象が僕なんですか?」
うるせぇ。
「生徒達皆、いろりが戻ってくるのを待ってるんだよ」
あれだけ可愛がられてたんだから、お前だって分かるだろ。
自分が必要とされてることくらい。
「不在の理由は、上手く誤魔化してやるから…安心して戻ってこい。分かったか?」
「…分かった」
よし、それで良い。
生徒達の喜ぶ顔…目に浮かぶようだな。
今度は猫とはな。
例え命を狙われたとしても、絶対気づかなかっただろうな。
普通に愛猫として可愛がってたもん。俺ら。
皆で名前決めたり、猫じゃらし買ってきたりしてさ。
成程、いろりのこと、ずっと賢い猫だなと思ってたが。
それは中身がマシュリだったからなんだな。納得。
まさか、自分達の命を狙いに来た刺客を可愛がっていたとは…。
もしマシュリがその気になって、いろりの姿で俺達に奇襲を仕掛けたとしたら。
間違いなく、その作戦は成功していたことだろう。
しかし、その作戦が実行に移されることは、ついぞなかった。
それは何故なのか?
「…学院に潜り込めれば、それだけで良かったのに…」
と、マシュリは言った。
「皆して、無警戒に僕のこと構って…遊んで…可愛がって…」
「…まさか、それで情に絆されたのか?」
「…」
無言でこくり、と頷くマシュリ。
…結構素直な奴だよな、マシュリって。
ナジュとは大違いだぞ。
「…何で僕と比較するんですか?」
うるせぇ。
お前は少し、マシュリの爪の垢を煎じて飲ませてもらえ。
いろり…マシュリのこと、可愛がっといて良かった。
俺としては、学院の新しいマスコットを可愛がってただけなんだが。
まさか、そのお陰で命を救われる結果になるとは。
分からないもんだな、世の中。
とりあえず俺、今日から、野良猫見つけたら可愛がっておくことにするよ。
「イーニシュフェルト魔導学院は、シルナを始め、お人好しばっかだからな…」
でも、今回はそのお陰で救われたな。
改めて、マシュリが味方になってくれて良かった。
つくづくそう思う。
「しかし、いろりちゃんがマシュリさんだったとは…」
「生徒達、明日いろりちゃんの姿を見たら、皆喜ぶね」
天音とシルナがそう言うと、マシュリは。
「…え?」
と、首を傾げていた。
…何だよその、え?ってのは。
「何だ。何か不満なのか?」
「いや…不満って言うか…」
「それとも、正体がバレた今、猫に化けるのはやめるつもりか?」
いろりじゃなくて、マシュリとして生活したいのか?
それならそれでも良いけど。
「いろりの姿に…また戻って良いの?生徒達の前に…」
…あぁ、そう。
成程、そういう心配な。
お前の素直なところは、ナジュに爪の垢を煎じて飲ませたいが。
逆にお前には、ナジュの爪の垢を煎じて飲ませたいな。
マシュリも少しは、ナジュの図太さを見習うべきだな。
「だから、何でさっきから比較対象が僕なんですか?」
うるせぇ。
「生徒達皆、いろりが戻ってくるのを待ってるんだよ」
あれだけ可愛がられてたんだから、お前だって分かるだろ。
自分が必要とされてることくらい。
「不在の理由は、上手く誤魔化してやるから…安心して戻ってこい。分かったか?」
「…分かった」
よし、それで良い。
生徒達の喜ぶ顔…目に浮かぶようだな。


