「なんでって……」

 蒼くんはそう言うと黙ってしまう。

 え、え?

 あたしになんか、言いたい事がありそうな雰囲気……

 な、なんだろう?

 あたし、授業は欠かさず受けてるし、ノートだってきっちり書いてるよ?

 あたし、なんかしちゃってた……?

 そう身構えてたら。