春田先生の溺愛カルテ

え???

ん?

は?




えぇぇえええぇぇー!!!




「どうしよ、お母さんから貰った髪がない!?」

「なんでー、、!😭
どこに落ちた?まさかさっき乗ってたバス!?」

「うわぁ、マジ最悪。
挨拶時間が確か10時で.....。」


さっと腕につけてた時計で時間を確認する。

「っはぁ!?9時30分!?」

「いや、むりむり。わかんないて!!」

「泣きそう、、、」


地面にもたれかかって、とりあえず息をする。
まじでどうしよ、
初日から遅刻とか、もう絶対採用されないやつ。
終わったって、、



「おい、そこ邪魔だどけ。」

「え?」

「だ•か・ら!邪魔だ!」

「あ、すいません」

「ここで何してる?」

「あ、いや別になにも。あっ息はしてますよ。生きてるから。ね、あなたもしてますよね!
まぁそれはどうでもいいか。」

「一人でぺちゃくちゃうるさいな。」

「早く自分の行くべき場所は行け」

「それがどこかわかんないんです、」

「っは??」

「私、今日からここらへんの病院に研修行くんですけど、なんと私ったら病院名を忘れてしまって、、」

「お前はバカか?」

「バカですアホですドジですマヌケです」

「だまれ」

「すいません」

「謝れとはいってない。
いいから着いてこい。」

「え?ここらへんの病院わかるんですか?」

「ここらへんに住んでんだから分かるわ」

「あ、ありがとうございます」

「来い」

「え?"恋"??君恋したんですか??」

「は?お前はとことんバカだな。
ときめきの"恋"じゃなくて、着いてこいの"来い"だ。あと俺は君じゃない。春田界だ。」

「春田、界。」

「初対面で呼び捨てとかなかなかやるじゃない」

「いや、そういうつもりじゃないです!
あ、えと、春田さん!よろしくお願いします。」

「ん。じゃ、着いてこいよ。」

「はい!」