私の声と君の音

そしたら、首にあたってた痛い風が気配を消した。

『また倒れられたら困るから。』

『ありがと。さすが幼なじみ。』

『あったりまえだろ。』

私達はそのまま一緒に学校に向かう。
駿の隣はすごく落ち着く。
長い間一緒にいるからかな。

「おい、愛華ちゃんだ!」
「ホントだ、最近休んでたよな。」
「それにしてもホント可愛いし、スタイルいい よな。」
「誰か話しかけてこいよ。」

うん、聞こえてる。
まー私が可愛いのは認めてやるか。