私の声と君の音

先生はいつも言っていた。

『優也くんの音は素敵ね。伴奏者に向いてる。いつか私の娘の伴奏をしてほしいわ。』

これは先生の口癖だった。
そして、遺言になった。

先生は、僕が小学3年生の時に亡くなった。

先生は手紙に、いつもの口癖を残した。

だから、僕は先生との約束を果たさなきゃならない。
だから、この前、先生の娘のポエムを書いた。
彼女の目に止まって欲しかったから。
7年前に、演奏後眠るように倒れた先生娘。
その後、亡くなったと言うニュースは出てないから、この世界のどこかでまだ生きてる。
7年間彼女がまた歌の舞台に出たことは無い。
でもきっとまだどこかにいる。
絶対に見つけだす。
先生との約束を果たすために。