私の声と君の音

家に入ろうとした時。

『愛華。』

『駿、おかえり。』

2人で一緒にエレベーターに乗る。
私たちは同じマンションだ。
そして隣同士。
これが駿と幼なじみになった理由。

『さっきの奴、朝の?』

『あーそう、放課後音楽館に行ったの。』

『そうか。』

『うん、あ、マフラー、ありがとう。』

『いいえ。』

駿に言わなきゃいけないことがある。