私の声と君の音

何を話そうか。
お母さんのことは話したくない。
できれば林太郎には、今の私を見てほしい。
話すならこれしかないかな。

『あのね。』

『うん。』

『私病気なの。』

『っ、』

あー林太郎のそんな顔なんて見たくなかった。
でもこういうのって、話し出したら止まらない。

『赤血球異常型転倒性っていう、赤血球の量が人より少なくて、ちょっとした運動で、赤血球が過剰反応しちゃうから、息苦しくなっちゃう、それで、倒れる。』