私の声と君の音

僕はゆっくり彼女をベットに寝かせてあげる。
彼女はまだ泣いている。

『大丈夫だから。』

僕は、今日会ったばかりの人に、振り回されてる。
でも彼女のことは知っている。
特進コースで綺麗すぎると有名の子だろう。
確か友達が、愛華ちゃんやら笑恋やら理々杏やら騒いでたのを思い出す。
友達には悪いが、これは不本意だ。
僕は彼女の顔を今日初めてちゃんと見たから。
確かに綺麗だ。
僕は寝ている彼女の顔をずっと眺めていた。