私の声と君の音

『あのこの楽譜あなたのですか?』

『あ、そうだ、ごめんありがとう。』

『いいえ。』

気まずい。

『あのっ』

『あのさ』

『あ、ごめん何』

『え、あ、その、楽譜』

『あーこれ昔やってたやつ、昨日ちょっと思い出したの。』

『エリーゼのために、いい曲ですよね。』

『知ってるの?』

『もちろん、一応吹奏楽やってますし、ピアノも昔やってましたから。』

『今はやってないの?』

『小学3年生の時にやめました。』

『なんで?』