まるで母親のようにそう言い聞かせてくれた森脇さん。小さくコクリと頷くと、すぐに入院準備が初まった。
病棟に上がる前に、採血や追加で画像検査を行う。
病室の順が整うのを待つ間、私は近くに住む両親に連絡を入れた。
当然、両親は驚いた様子で、すぐに病院に駆けつけてくれるという。
電話の向こう側では母親のすすり泣く声が聞こえていたのを、私は聞き逃さなかった。
「矢田ちゃん。病棟、準備が整ったみたいだよ。上がる?」
「あ、そうですね。両親にも、病棟に上がったって伝えます」
外科外来の処置室のベッドから立ち上がり辺りを見渡すと、もう外は真っ暗だった。
……そうか。検査も受けて説明も受けたりしていると、こんな時間にもなるよね。
私は身軽だけれど、お腹が大きい森脇さんに遅くまで残っていてもらって、なんだか申し訳ない。
それに、家の事もしなければいけないだろう。
でも、私が不安にならないように一緒にいてくれているんだ。
そんな森脇さんのためにも、なんとしてでも病気を治さないと。
「急だったよね。辛くない?」
5階病棟に向かうまでのエレベーターの中で、森脇さんが話しかけてくれる。
彼女が言うように、本当に急なことだった。
一瞬で目の前が真っ暗になるってこういうことなんだ……と、初めてわかった。
病棟に上がる前に、採血や追加で画像検査を行う。
病室の順が整うのを待つ間、私は近くに住む両親に連絡を入れた。
当然、両親は驚いた様子で、すぐに病院に駆けつけてくれるという。
電話の向こう側では母親のすすり泣く声が聞こえていたのを、私は聞き逃さなかった。
「矢田ちゃん。病棟、準備が整ったみたいだよ。上がる?」
「あ、そうですね。両親にも、病棟に上がったって伝えます」
外科外来の処置室のベッドから立ち上がり辺りを見渡すと、もう外は真っ暗だった。
……そうか。検査も受けて説明も受けたりしていると、こんな時間にもなるよね。
私は身軽だけれど、お腹が大きい森脇さんに遅くまで残っていてもらって、なんだか申し訳ない。
それに、家の事もしなければいけないだろう。
でも、私が不安にならないように一緒にいてくれているんだ。
そんな森脇さんのためにも、なんとしてでも病気を治さないと。
「急だったよね。辛くない?」
5階病棟に向かうまでのエレベーターの中で、森脇さんが話しかけてくれる。
彼女が言うように、本当に急なことだった。
一瞬で目の前が真っ暗になるってこういうことなんだ……と、初めてわかった。



