「外来、行けそう?」
「行きます……」
やっとの思いで立ち上がって、森脇さんに支えられながらゆっくりと外科外来に向かった。
よかった、森脇さんがいてくれて。
彼女も妊娠中で大変だというのに、私のことを気に掛けてくれる。
もうすっかり心は疲弊していて、1人では診察を受けられなかったと思う。
森脇さんと一緒に外科外来へと戻ると、すぐに診察室へと案内された。
「矢田。今日から入院だ」
カルテには目を通したのであろう。
診察室に入るなり言われたことは、入院。
しかも不愛想で顔色ひとつ変えることなく、当然のようにして言ってくる。
「え、入院……?」
「あぁ、入院。まずは2週間入院して、化学療法を試す」
「はい……」
「それから家族に連絡つくようにしておいて。病状説明と、治療方針について話すから」
それだけを私と森脇さんに伝えると、五十嵐先生は外来から出て行ってしまった。
診察らしい診察ではなく拍子抜けしたけれど、これでよかったのかもしれない。
詳しく説明されてもなんとなく悲しくなるだけ。
とりあえず今は、どうあがいても五十嵐先生の指示に従うことしかできないから。
「矢田ちゃん、着替えとかはレンタルする?」
「え、はい。あの……大丈夫、ですよね?」
「大丈夫。あとでご家族さんと説明聞いて、先生の指示に従おう」
「行きます……」
やっとの思いで立ち上がって、森脇さんに支えられながらゆっくりと外科外来に向かった。
よかった、森脇さんがいてくれて。
彼女も妊娠中で大変だというのに、私のことを気に掛けてくれる。
もうすっかり心は疲弊していて、1人では診察を受けられなかったと思う。
森脇さんと一緒に外科外来へと戻ると、すぐに診察室へと案内された。
「矢田。今日から入院だ」
カルテには目を通したのであろう。
診察室に入るなり言われたことは、入院。
しかも不愛想で顔色ひとつ変えることなく、当然のようにして言ってくる。
「え、入院……?」
「あぁ、入院。まずは2週間入院して、化学療法を試す」
「はい……」
「それから家族に連絡つくようにしておいて。病状説明と、治療方針について話すから」
それだけを私と森脇さんに伝えると、五十嵐先生は外来から出て行ってしまった。
診察らしい診察ではなく拍子抜けしたけれど、これでよかったのかもしれない。
詳しく説明されてもなんとなく悲しくなるだけ。
とりあえず今は、どうあがいても五十嵐先生の指示に従うことしかできないから。
「矢田ちゃん、着替えとかはレンタルする?」
「え、はい。あの……大丈夫、ですよね?」
「大丈夫。あとでご家族さんと説明聞いて、先生の指示に従おう」



