「そんなのって……ないよ……」
外科に勤務していたから、なんとなく病名の予想だってできた。
それでも、いざ告げられた病名は私にとっては衝撃的で、頭の中が真っ白になった。
ーー私、助かる?
治療を頑張れば、この先も生きていけるのかな。
もう、それすらもわからない。
外科外来へ戻る途中にある患者さん用の長椅子に突っ伏して、涙を流した。
……怖いよ。
これから素敵な彼氏を見つけて、素敵なプロポーズをしてもらって。
結婚もして出産も経験して……そんな未来を夢見てたのに。
なんで、私が……?
「……矢田ちゃん!!」
遠くから、森脇さんの声が聞こえた。
なかなか戻ってこない私のことを、探してきてくれたのだろう。
「よかった……! なかなか戻って来ないから」
「っ……森脇、さん……! 私っ……私!」
「大丈夫。矢田ちゃん、ちゃんと治療受けよう。五十嵐先生が、外来で矢田ちゃんのこと待ってる」
「い……五十嵐、先生が……?」
そうなんだ。私の主治医は、五十嵐先生になるんだ。
あの『凄腕ドクター』という異名を持つ五十嵐先生なら、私の病気も直してくれるかもしれない。
先が見えなくて怖いことばかりだけれど、治療を始めなければどうなるかなんてわからない。
外科に勤務していたから、なんとなく病名の予想だってできた。
それでも、いざ告げられた病名は私にとっては衝撃的で、頭の中が真っ白になった。
ーー私、助かる?
治療を頑張れば、この先も生きていけるのかな。
もう、それすらもわからない。
外科外来へ戻る途中にある患者さん用の長椅子に突っ伏して、涙を流した。
……怖いよ。
これから素敵な彼氏を見つけて、素敵なプロポーズをしてもらって。
結婚もして出産も経験して……そんな未来を夢見てたのに。
なんで、私が……?
「……矢田ちゃん!!」
遠くから、森脇さんの声が聞こえた。
なかなか戻ってこない私のことを、探してきてくれたのだろう。
「よかった……! なかなか戻って来ないから」
「っ……森脇、さん……! 私っ……私!」
「大丈夫。矢田ちゃん、ちゃんと治療受けよう。五十嵐先生が、外来で矢田ちゃんのこと待ってる」
「い……五十嵐、先生が……?」
そうなんだ。私の主治医は、五十嵐先生になるんだ。
あの『凄腕ドクター』という異名を持つ五十嵐先生なら、私の病気も直してくれるかもしれない。
先が見えなくて怖いことばかりだけれど、治療を始めなければどうなるかなんてわからない。



