レントゲン写真は、比較的すぐに電子カルテに取り込まれる。
それなのに。
戻って来て10分経っているのに、まだ呼ばれない……。
なんだろう。悪い病変でも見つかった?
ただの筋肉痛ではなくて、腱に異常があるとか?
整形外科のことに関してはあまりわからないけれど、なにかありそうで怖い。
「矢田さん、お待たせ。入って」
先ほどのナースが、診察室から顔を覗かせた。
やっと呼ばれたことにホッとして、診察室へと入る。
なんとなくさっきとは違って、空気がピリピリと張り詰めているような気がするんだけど、気のせいかな?
「矢田さん、今から造影撮れる?」
「え? 造影……」
「ちょっと……早い方がいいかもしれない」
目の前が、一瞬で真っ暗になった。
……それってもしかして、ただの背部痛じゃなかったってことだよね?
だって、外科外来でもいつもそうだもの。
詳しい検査をした方がいいということは、違う病気が隠れている可能性があるということ。
「ここに陰影があるような気がして」
「……陰影、ですか」
おかしい。〝陰影〟なんて、いつも聞き慣れている言葉のはずなのに。
「もしかしたら、違う病変がーー」
最後の方では、もうドクターの説明なんて聞こえていなかった。
流されるように同意書に自分の名前と日付を記入していて、再び放射線科の待合室に腰かけていた。
それなのに。
戻って来て10分経っているのに、まだ呼ばれない……。
なんだろう。悪い病変でも見つかった?
ただの筋肉痛ではなくて、腱に異常があるとか?
整形外科のことに関してはあまりわからないけれど、なにかありそうで怖い。
「矢田さん、お待たせ。入って」
先ほどのナースが、診察室から顔を覗かせた。
やっと呼ばれたことにホッとして、診察室へと入る。
なんとなくさっきとは違って、空気がピリピリと張り詰めているような気がするんだけど、気のせいかな?
「矢田さん、今から造影撮れる?」
「え? 造影……」
「ちょっと……早い方がいいかもしれない」
目の前が、一瞬で真っ暗になった。
……それってもしかして、ただの背部痛じゃなかったってことだよね?
だって、外科外来でもいつもそうだもの。
詳しい検査をした方がいいということは、違う病気が隠れている可能性があるということ。
「ここに陰影があるような気がして」
「……陰影、ですか」
おかしい。〝陰影〟なんて、いつも聞き慣れている言葉のはずなのに。
「もしかしたら、違う病変がーー」
最後の方では、もうドクターの説明なんて聞こえていなかった。
流されるように同意書に自分の名前と日付を記入していて、再び放射線科の待合室に腰かけていた。



