キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】

整形外科のドクターである深水(ふかみず)先生は、そんなことを言いながら私のカルテを開く。

まさか、浦邉先生がそんなことを言ってくださっていたとは。
なにかあるごとに呼びつけられてはいたけれど、私を信頼してくれていたんだ。

そう思うと、ちょっと嬉しい。


「同期なんだよ、浦邉と」

「そうでしたか」

「うん。それで、今日はどうしたの?」

「あ……あの、今朝から背部痛が」


森脇さんに見てもらった所見では、外見に異常はないようだった。

となると。筋肉か、骨に異常があるかのどちららかだろう。


「そう。転倒したりは?」

「してません」

「とりあえず、レントゲン撮ってみようか」


「はい、わかりました」と立ち上がり、ナースから受診票を受け取る。
外来を出て放射線科に受診票を出すと、レントゲン室やCT室が並んでいる横にある待合へと案内された。

待っている間、妙な緊張感が押し寄せてくる。


「矢田さーん、レントゲン室どうぞ」

「あ、はい。お願いします」


すぐにレントゲン室へ案内され、更衣室でキャミソール1枚になった。
腰椎、胸椎のレントゲンを撮影するらしく、その都度技師さんの指示に従う。

あっという間に撮影が終わり服を着ると、技師さんから受診票を受け取り整形外来へと戻った。