キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】

「じゃあ、行ってきます」と森脇さんに伝え、整形外来へと足を運んだ。

薬局や売店を挟んで、ちょうど反対側に位置する整形外来。
受付に受診票を渡すと、医療クラークの幸城(こうじょう)さんが受け取ってくれた。


「今日はどうしたの?」

「あ、あの。朝から背部痛が」

「OK。とりあえず、問診表も書いておいてね」


バインダーに挟まれた問診票を受け取り、順番に記載していく。
記載が終って幸城さんに問診票を渡すと「掛けて待っててね」と説明された。

ただの背部痛だといいけど。
例えば、筋肉痛とか筋損傷とか。

でも、そんな筋肉痛になるような運動はしていないし、本当に心当たりがない。


「矢田さん。どうぞー」

「あ、はい!」


考え事をしていると、整形のナースが私の名前を呼んでくれた。

慌てて椅子から立ち上がり、診察室へと入る。
ドクターが腰かけているすぐ奥には、整形外科の医師事務担当の竹越(たけごし)さんがいた。

確か、彼女も医師事務として大音総合病院に勤務してから4年目くらいだったような。

あまり話す機会がないから記憶にないけれど、オリエンテーション、一緒だったんだよね。


「外科の医師事務さん?」

「えっ、はい。矢田です」

「君が矢田さんかぁ。浦邉から『外科の医師事務さんは仕事が早い』って聞いてたから、どんな人なのか気になって」