もっと大きなキャンバスには、どんな世界が広がっているのだろう。
期待に、胸が膨らんでいく。
「葵、入場券ありがとうな」
「いえ。それより、早く中に入りましょう」
匠真の手を取り、入場券をゲートに通した。
入ってすぐに目に入った絵画は、彩り鮮やかな花の絵画。
『色彩の魔術師』と呼ばれている有名な画家なだけあり、様々な色がバランスよく使われている。
「きれいだな」
「……来てよかった」
「おいおい。まだ入ったばかりでそれは早いだろ」
「え、そうですかね? でも、こんなに間近で見れて嬉しいです」
そんなことを言いながら、順路に沿って様々な絵画を見ていく。
『愛』をテーマにした絵画が数多くあり、どれも目を引くものばかりだった。
そして、その中でもひと際目立つ有名な絵画。
その絵画の前で、私は立ち止まったまま動けなくなった。
「葵?」
「これ……私が1番好きな絵」
匠真も、私の視線の先に目を向ける。
『誕生日』というテーマで描かれているその絵画には、愛し合う男女がキスをしている。
男性の誕生日に花をプレゼントした彼女。
宙に舞い上がるほど嬉しくて、彼女にキスをする彼――。
でも、少し暗い彼の表情。
結婚を目前に控えていた2人だけれど、両親は2人の結婚を反対していたのだとか。
期待に、胸が膨らんでいく。
「葵、入場券ありがとうな」
「いえ。それより、早く中に入りましょう」
匠真の手を取り、入場券をゲートに通した。
入ってすぐに目に入った絵画は、彩り鮮やかな花の絵画。
『色彩の魔術師』と呼ばれている有名な画家なだけあり、様々な色がバランスよく使われている。
「きれいだな」
「……来てよかった」
「おいおい。まだ入ったばかりでそれは早いだろ」
「え、そうですかね? でも、こんなに間近で見れて嬉しいです」
そんなことを言いながら、順路に沿って様々な絵画を見ていく。
『愛』をテーマにした絵画が数多くあり、どれも目を引くものばかりだった。
そして、その中でもひと際目立つ有名な絵画。
その絵画の前で、私は立ち止まったまま動けなくなった。
「葵?」
「これ……私が1番好きな絵」
匠真も、私の視線の先に目を向ける。
『誕生日』というテーマで描かれているその絵画には、愛し合う男女がキスをしている。
男性の誕生日に花をプレゼントした彼女。
宙に舞い上がるほど嬉しくて、彼女にキスをする彼――。
でも、少し暗い彼の表情。
結婚を目前に控えていた2人だけれど、両親は2人の結婚を反対していたのだとか。



