食事が終ると匠真があっという間に会計を済ませてくれ、2人で車に乗り込む。
「ごちそうさまでした。とっても美味しかったです」
「喜んでもらえてなによりだ。また行こう」
「……はい」
〝また〟という言葉。
そのたった2文字の言葉は、時に私のことを苦しめる。
私に、その『また』という時間が来るのだろうか。
――匠真の願いを、叶えられる?
そんな不安が頭を過ったけれど、今日はせっかくの旅行だ。暗い気持ちになりたくなくて『はい』とだけ答えた。
「もうすぐ着くぞ」
匠真にそう言われふと顔を上げると、先ほどとは少し違った景色になっていた。
大都会でもないく、田舎でもない街。
そんな景色の中にひと際目立って見えるのは、目的地である美術館だ。
ずっと行きたいと思っていたから、ワクワクがが止まらない。まるで小学生が遠足に来てはしゃいでいるような、そんな気持ちだ。
「楽しみです」
「俺、絵画ってよくわからないから、葵説明してよ」
「えっ? わ……私も、そんな詳しくないですから」
私の言葉に「なんだよ」と、匠真の鋭い突っ込みが入る。
そのあまりにもベストな突っ込みに、思わず笑ってしまった。
私の笑いに釣られて匠真も笑いながら、美術館の駐車スペースに車を停める。
「ごちそうさまでした。とっても美味しかったです」
「喜んでもらえてなによりだ。また行こう」
「……はい」
〝また〟という言葉。
そのたった2文字の言葉は、時に私のことを苦しめる。
私に、その『また』という時間が来るのだろうか。
――匠真の願いを、叶えられる?
そんな不安が頭を過ったけれど、今日はせっかくの旅行だ。暗い気持ちになりたくなくて『はい』とだけ答えた。
「もうすぐ着くぞ」
匠真にそう言われふと顔を上げると、先ほどとは少し違った景色になっていた。
大都会でもないく、田舎でもない街。
そんな景色の中にひと際目立って見えるのは、目的地である美術館だ。
ずっと行きたいと思っていたから、ワクワクがが止まらない。まるで小学生が遠足に来てはしゃいでいるような、そんな気持ちだ。
「楽しみです」
「俺、絵画ってよくわからないから、葵説明してよ」
「えっ? わ……私も、そんな詳しくないですから」
私の言葉に「なんだよ」と、匠真の鋭い突っ込みが入る。
そのあまりにもベストな突っ込みに、思わず笑ってしまった。
私の笑いに釣られて匠真も笑いながら、美術館の駐車スペースに車を停める。



