キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】

それから2週間後ーー。
相変わらず、夏の太陽がギラギラと容赦なく照り付けている。

真っ白のシフォンワンピースに麦わら帽子を身に纏った私は、エアコンが効いたリビングのソファで、匠真からの連絡を待っていた。

今日から2日間、匠真と出かける。
昨晩は、ドキドキしてあまり眠れなかった。

でも、朝起きてから体調が悪くなるようなこともなかったし、今回は大丈夫そうだ。


「葵、忘れ物ないようにしなさいね」

「大丈夫。念のための痛み止めも、ちゃんと持ったし」


私の返事に安心した様子の母は、洗濯物を干しに2階へと上がって行った。
ちょうどそのとき私のスマホがメッセージを受信し、画面には匠真から『着いた』とのメッセージ。

コーディネートに合わせたカゴバッグを持って「行ってくるよ」と2階にいる母に告げる。

「行ってらっしゃい」と母の声が聞こえ、私は低めヒールのミュールを履いて、外に出た。
外に出てすぐ目に留まる、黒の高級外車。

私に気が付いた匠真が運転席から降りてきてくれ「葵、おはよう」と言ってくれている。

そのまま助手席のドアを開け、車に乗るよう促してくれた。


「おはようございます」

「おはよう。今日はまた、可愛らしい服装だな」

「えっ、ありがとうございます」