「ここです。それでは」
案内してくれた楽?さんはそう言うと颯爽と去っていく
理事長さんもお付き添いさんもは、はやい…
お礼も言えなかったや…
また会えるかな、、
入学式が終わってみんな教室に戻り先生が来るのを待つ
実はまだ誰が先生なのか分かってない…
だからなのかみんなソワソワしているような…?
「ねぇねぇ!A組?だよね!
私、青葉 陽菜!よろしくね!!」
げ、げんき!
私に話しかけてくれてるのかな…
勘違いだったら恥ずかしい
とりあえず確認も含め声のする方に目を向ける
え、天使?
私を見つめる大きな瞳に思わずそう声に出してしまうところだった…
か、可愛すぎる
守ってあげたいな…なんて思うほど
「陽菜ちゃん…私、新井澪香です。よ、よろしくね」
「うん!うん!」
挨拶を返した私に頷きながら嬉しそうに私の手を取り激しく握手する
か、可愛いけど力つよめ…
「ねぇねぇ澪たんはどうしてこの学校選んだのー?」
み、澪たん!?
そんなことよりどうして…か…
忘れないといけないのにどうしてもこうくんを思い出す
な、なんて答えよう…
好きな人から離れるためなんて恥ずかしくて言えない…