それに痛かったけど、、掴む手を外された方が悲しい
ねぇこうくん…どうして会いに来てくれたの
もうずっと会えないと思っていたのに
この気持ちに蓋をしようとしたのに
なんて…
どんな理由であれまた会えたことが幸せ…
「みおか眠いならおいで」
あ…私うとうとしちゃってた…
おいでってどこに…?
「あ、あのね…もうこうくんの隣に居る…から」
自分でも何を言いたいか分からない
「俺の膝の上においで?」
その言葉と同時に私の身体が持ち上げられ、こうくんの膝の元に移る
あ、う…恥ずかしい
ドキドキが止まらなくて
膝に乗せられてもまだ残る身長差が凄くありがたい…
顔を胸に埋めることができるから
「ん。いい子、寝ようね」
ゆっくり背中をトントンされるとさっき以上の眠気が襲って
いつの間にか意識がなかった私は気づけなかった…
「かわいい。帰ったら悪い子な澪香にはお仕置しないとだからね」
なんてキスされていた事に

