激しい嫉妬からは逃れられない




涙が止まらない、、情けないほど




「帰ろう澪香、俺の元に帰っておいで」




そう言いながらも私の手を引いて歩いていく




優しい言葉とは裏腹に私の手首を掴むこうくんの力の強さが尋常じゃない




今流してる涙も再会したことで泣いているのか痛くて泣いているのか分からないほど




「いたい…こうくん…」




「あ、ごめん。でも許して?力弱められそうに無いから」





怒っているの…?





何故だか怖い…




まるで人が変わったような声の低さで




本当にこうくん…?ってなるほど…




「澪香様、煌冴様おかえりなさいませ。」





あ…ここへ来る時に送ってくれた…方?だよね?





「あ、あの送っていただいた時のお礼もまだ…ありがとうございました…それとお願いします…!」





「滅相もございません。お乗り下さいませ」




私嫌われてる…?のかな





目すら合わせて貰えない…





「澪香。」





あ、乗んなきゃ…これ以上怒らせたくない





む、むごん…、気まづいわけでは無いけど久しぶりに会ったのに話さないのはすごく寂しいの…