なんとも言えない連載を終えた私は、この頃突然、本当に何を思ったのかはわからないのですが「短編を改稿して長編にしよう!」と思った……というのがこの『連載版』の始まりです。


 カクヨムさんへ一作投稿し、もうこれでサヨナラかなっと思っていたもののカクヨムさんだけ見てくださっている読者さまがいたっていうのも大きいですね。

 といってもカクヨムさんは大所帯。
 会社も大きければとても賑わっているサイトでもあり、そして私はほぼ読まれない隅っこ勢。

 しかしそんなことは何も気にしないメンタルの私は、ここで唐突に冒頭に書いたようなことを思ったんです。

 じゃあ何を連載にするか。
 しかし残念ながら私の頭にはすっかりRな展開が標準装備されてしまっていて、その時に持っている『次に書きたいリスト』では年齢制限的にアウトすぎました。


 そこで目を付けたのが、『聖女召喚で来たのに魔女の烙印を押された私は自称魔王に拐われる』です。


 このお話、はじめての短編であり個人的に一番荒が目立っている……と密かに気にしていたんですよ。

 愛猫と転移したヒロイン、しかし猫の活躍の場なし。