『私に毒しか吐かない婚約者が素直になる魔法薬を飲んだんですけど、何も変わりませんよね?そうですよね!?』


 ちょっとタイトルが長すぎて入りきりませんでした⋯!笑

 前回は三万字ほどの短編~中編でのミニ連載。
 となると、書きたくなるのはもちろん短編……!!

 ということで突発的に書き始めた短編が、この『毒吐き婚約者』です。

 
 一人娘故に恋愛を諦め、婿として来てくれる人を探していたヒロインのクリスタだが、爵位を継ぐのは婿ではなく自分、それを了承でき口出ししない者という条件を付けたら名乗りを上げてくれるのは借金を抱えていたり大量の愛人がいたり実家を追い出されたような人ばかり。

 流石にそれは、と頭を抱えていたところに突如舞い込んだのは、格上である侯爵家の次男・テオドールだった!?
 長男が侯爵位を継ぐとはいえ、彼自身も魔法の天才と評され将来有望。
 しかもテオドールといえば、クリスタが魔法学院へ通っていた時からひそかに憧れていた人だった。

 打算的な政略結婚とはいえ、格上の家柄なのにわざわざ婚約者に名乗りを上げてくれたテオドールに感謝しているクリスタは、諦めたはずの恋心とともに彼を迎える。
 ところが未来の婿として一緒に暮らすことになった彼は顔を合わせる度にツンツンツンツン毒ばかり吐いてきて!?

 という話です。