【完】御曹司の彼は私にだけ甘々!?

伸ばされた手を握り返して顔を見ると、

「ああ!よろしくな!」

今まで見たことがないくらい眩しい笑顔で笑いかけられる。さっきとは違う胸のドキドキ。この気持ちは一体?

「で、でも、契約ですからね?」

「そうだな。心配しなくてもちゃんと契約書は作る。」

心配はしてないけど。

「分かりました。」



でも少しだけこの状況を楽しもうかな。こんなイケメンに溺愛される機会なんて人生で最初で最後だろうしね!