運動会が終わって数週間後。この間は何も起きず、毎日透と関係を深めて行ったが未だに好きとは言えてない。そろそろ言わなきゃ。と、思ってはいるものの中々、口が開かない。無駄話ならペラペラ出てくるのに。まあでも、期限まであと数ヶ月。まだ大丈夫でしょう。

「小鳥遊さん!先生が呼んでるって!」

「はーい!」

クラスメイトに教えて貰って、人気の少ない空き教室へ向かう。不自然だと思ったけど、呼ばれたのに行かない訳にはいかないから、行く。

コンコン
「失礼します。」

扉を開けるが誰もいない。嘘だったのかな?そう思った瞬間。

「!」

後ろから体を抑えられ口を布で塞がれた!この力は男性かな?!やばい!そう思って抵抗するが叶わない。

そう思ってると段々眠くなってくる。そして、体の力が抜けて倒れ込んだ。