【完】御曹司の彼は私にだけ甘々!?

「そうだね。
惚れるかな。」

今の所、惚れてるとは言えない。婚約者だけど、契約。そんな関係、誰に言おうかな。

「じゃあ、俺は惚れてもらうために頑張らないと!」

私の顔を持っていた藍沢君の手が離れて私の手をギュッと握る。

「え!?」

「婚約者でしょ?これぐらいするよ?」

一気に熱くなる。これは惚れたわけじゃない。ビックリしただけ!

...そうだよね?