いつもの声じゃないし、どこか違うような…


顔色もいつもより暗い感じが。



「先輩なんか今日体調悪いですか?」


「そんなことねぇよ」

そう言った途端。

フラッとして倒れそうな先輩を支える。


「ほら、やっぱり」


「うるさい」


やっぱり私の勘は当たってたんだ。


「保健室に行きますよ。困った時は私に任せてください!」

「わりぃな」


いつになくおとなしい先輩を支えながら保健室へと向かった。