好きだけじゃ  足りない、



「仕方ねぇから今日くらいはな。」


そんなこと言いながら、

内心めちゃめちゃ嬉しい。


「えー!本当ですか?お昼迎えに行きますね」


嬉しそうな顔をしながら話す鈴音に


「いや、俺が」

なんて言えば、


「いいえ、私が誘ったので行きますから待っててください」


なんて強く言われて、


ま、そう言うならちゃんと待ってるか。


そう思いながら軽足でクラスへと向かった。