だああああああ。

それはないでしょー?


オレはパタンと、ベッドに突っ伏した。


まるで目の前にあったご馳走を、横からさっと取り上げられたような感覚。

この空腹感……どうしてくれよう。



「ここまできておあずけって、ソレ、何のプレイやねん~」


足をバタバタさせて、チラリと彼女の方へ視線を向ける。


トモミさんはくすくす笑いながらもオレの不満には取り合おうとしない。

チェストから下着を取り出して、さっさと身につけていく。


そして

「サトシ君も! 風邪ひくよー?」

なんていいながら、オレの服をこちらに投げつけてきた。



「まだ着れる状態じゃないし……」


ボソッとつぶやくと


「19歳。

若いっていいよね」


なんて言いながらケラケラ笑ってる。


くそぉ……完全にからかわれてる。