女は好き。

すげぇ好き。



オレは時々思うんだ。


男と女は、まったく別の生き物なんじゃないかって。



手のひらに余るような、フワフワしたやわらかな部分とか

吸い付くようにしっとりした滑らかな肌とか

芸術的にくびれた腰のラインとか。



そういうの全部、女の武器だと思う。



「……サトシく……ん」


なんて甘えた声も好き。


もっと聞かせてよ。


指や唇や舌を使って彼女のカラダを徐々にほぐしていく。


二人の息が絡み合う。

体はもう……これ以上ないってぐらい熱くなる。



「いい?」


返事を待たずに

手を後ろに回して、デニムの尻ポケットに入れていたモノを取り出す。


ビニールの端を口で破る。

仕上げはここから……。


――カチャカチャ


こういう作業は慣れたもの。

片手でベルトをはずし、ジッパーを下ろす。