それからのオレは、生活態度を改めた。
予備校には毎日通うようになった。
スミレの部屋へいくのは週の半分ぐらいに減らされたけど、受験が終わるまでの辛抱だと我慢することにした。
というか子供みたいに駄々をこねて彼女を困らせるようなことはしたくなかったんだ。
そして日々は過ぎていき、夏はもう終わろうとしていた。
そんなある日のこと。
朝、目が覚めると、喉が痛かった。
こめかみのあたりがズキズキと疼く。
重い体を起こして1階に下りると、ちょうど玄関からミーコが入ってきた。
「あっ! おはようございます!」
「はよ……」
ミーコはいつものごとくエプロンをつけて家事の準備を始めた。
「朝ごはん食べます?」
「あー……。いや、今日はええわ。時間ないし、なんか食欲もないし。あ、コーヒーだけ淹れて」
「はーい」
予備校には毎日通うようになった。
スミレの部屋へいくのは週の半分ぐらいに減らされたけど、受験が終わるまでの辛抱だと我慢することにした。
というか子供みたいに駄々をこねて彼女を困らせるようなことはしたくなかったんだ。
そして日々は過ぎていき、夏はもう終わろうとしていた。
そんなある日のこと。
朝、目が覚めると、喉が痛かった。
こめかみのあたりがズキズキと疼く。
重い体を起こして1階に下りると、ちょうど玄関からミーコが入ってきた。
「あっ! おはようございます!」
「はよ……」
ミーコはいつものごとくエプロンをつけて家事の準備を始めた。
「朝ごはん食べます?」
「あー……。いや、今日はええわ。時間ないし、なんか食欲もないし。あ、コーヒーだけ淹れて」
「はーい」