“可愛い”。

その言葉に反応したのか、ミーコは顔を真っ赤にしている。



「あー。もう、お前いいから、下がって」


ドアを閉めようとすると、


「メイドさんも一緒に話しようよ」


と蒼井が声をかけてきた。


「えっ……いいんですか?」


ミーコもちょっとうれしそうだ。


スルリとドアの隙間をすり抜けて、部屋の中まで入ってきた。


そしてちゃっかり蒼井の隣に座った。


「可愛いねー」


蒼井はミーコの顔を覗き込む。


「いくつ?」


「18……です」


「高校生?」


「はい」


おいおい。


即席の合コン会場ですか、ここは。