ミル*キス

玄関に入ってすぐ、彼女の首筋にキスをした。


「やっ……ちょっと待って……」


「待てない……」


片手で彼女の腰をひきよせ、もう片方の手で胸に触れた。


「……んっ……」


スミレさんはビクンっと体を震わせて甘い声を出す。


「や……ダメ……」


吐息が熱を帯びる。


「ねぇ……コーヒーぐらい飲まない?」


オレの胸を押して、懸命に体を離そうとする。


「いらんって……。それよりもコッチ……」


ジャケットを脱がして、スカートを捲る。



彼女の抵抗する力が弱まる。

どんどんオレに体重を預けてくる。


もう一人では立っていられないような状態。


「寝室……どこ?」


「……右のドア」


フワリと彼女を抱き上げて、寝室に連れていった。