《とにかくそういうことなんで。わからないこととかあったら、説明してあげてよ》
「なんでオレがっ」
《あたし、もう一回寝るから~》
「はぁ? ちょ……」
《おやすみ~》
――ブッ。ツーツーツー
そこで電話は切られてしまった。
「あの~」
ミーコがドアを開けて、ひょこっと顔を出す。
「わかってもらえました? だから……ストーカーじゃないですよ?」
眉毛を下げて、あまりにも申し訳なさそうな顔でそう言うもんだからオレは思わず吹き出してしまった。
すると子供みたいにホッとした顔になる。
「良かった……追い出されるかと思った。
あ! 朝食の用意、できましたよ?
……っていうか、今さらなんですけど。服、着てくださいよぉ」
「は?」
見ればミーコは真っ赤な顔してる。
なるほど。
オレが上半身裸だからか。
ほんと、今さらだな。
キスまでしてきといて。
大胆なんだか純情なんだか……。
こいつのキャラっていまいち掴めない。
「家政婦やったら、ご主人様の裸ぐらい慣れなあかんやろ」
わざといじめてみたくて、至近距離まで近づく。
ひょいと顔を覗き込むと、沸騰寸前って感じでさらに顔を真っ赤にする。
「セッ、セクハラで訴えます!」
オレに背中を見せると、パタパタとスリッパを鳴らしてリビングの奥に去っていった。
はぁ……。
なんだかなぁ……。
あまりにもあからさまな態度とられると
逆にこっちが恥ずかしくなるだろが……。
「なんでオレがっ」
《あたし、もう一回寝るから~》
「はぁ? ちょ……」
《おやすみ~》
――ブッ。ツーツーツー
そこで電話は切られてしまった。
「あの~」
ミーコがドアを開けて、ひょこっと顔を出す。
「わかってもらえました? だから……ストーカーじゃないですよ?」
眉毛を下げて、あまりにも申し訳なさそうな顔でそう言うもんだからオレは思わず吹き出してしまった。
すると子供みたいにホッとした顔になる。
「良かった……追い出されるかと思った。
あ! 朝食の用意、できましたよ?
……っていうか、今さらなんですけど。服、着てくださいよぉ」
「は?」
見ればミーコは真っ赤な顔してる。
なるほど。
オレが上半身裸だからか。
ほんと、今さらだな。
キスまでしてきといて。
大胆なんだか純情なんだか……。
こいつのキャラっていまいち掴めない。
「家政婦やったら、ご主人様の裸ぐらい慣れなあかんやろ」
わざといじめてみたくて、至近距離まで近づく。
ひょいと顔を覗き込むと、沸騰寸前って感じでさらに顔を真っ赤にする。
「セッ、セクハラで訴えます!」
オレに背中を見せると、パタパタとスリッパを鳴らしてリビングの奥に去っていった。
はぁ……。
なんだかなぁ……。
あまりにもあからさまな態度とられると
逆にこっちが恥ずかしくなるだろが……。


