「ちょっと待ってて」
コウカさんの体がオレを受け入れるのに充分になった頃を見計らって、
オレは部屋の隅にあるチェストの方へ向かう。
この部屋には何度も来てるからわかってる。
上から三段目。
引き出しの中に入ってあるものに手を伸ばした時、コウカさんの手がオレの腕に触れた。
「今日はそのままがいい……」
「へ?」
驚いて振り返ったオレの唇にコウカさんの唇が重なる。
何かをねだるように背中をスッと細い指になぞられる。
そんな彼女の体をほんの少し離して、オレは諭すように呟いた。
「あかんって……」
「大丈夫。今日、大丈夫な日やから……。そのままして?」
「……」
「何? 疑ってるの?」
オレの顔を覗き込んで試すような表情。
それから小首をかしげてにっこり微笑む。
「まぁ、できちゃっても別にいいやん……」
コウカさんの体がオレを受け入れるのに充分になった頃を見計らって、
オレは部屋の隅にあるチェストの方へ向かう。
この部屋には何度も来てるからわかってる。
上から三段目。
引き出しの中に入ってあるものに手を伸ばした時、コウカさんの手がオレの腕に触れた。
「今日はそのままがいい……」
「へ?」
驚いて振り返ったオレの唇にコウカさんの唇が重なる。
何かをねだるように背中をスッと細い指になぞられる。
そんな彼女の体をほんの少し離して、オレは諭すように呟いた。
「あかんって……」
「大丈夫。今日、大丈夫な日やから……。そのままして?」
「……」
「何? 疑ってるの?」
オレの顔を覗き込んで試すような表情。
それから小首をかしげてにっこり微笑む。
「まぁ、できちゃっても別にいいやん……」


