タオル係の、独占欲。(短)


「タコ焼きの方が、美味しいですよ……?」

「じゃあ両方食べる。もちろん、あーんしてくれるよね?」

「……もう。仕方ないですね」



そんな冗談を言い合った後。

少しの間を置いて、不敵な笑みを浮かべた緒都くん。

そして――



「いただきます」



なんて言いながら。

私が首に巻くタオルに優しい視線を送った後。

食べごろになった真っ赤な顔をした私を、パクリと。美味しそうに平らげたのだった。




【 完 】