◯妃那乃の寝室・朝
響希「…様、お嬢様朝ですよ。学校に遅刻してしまいます」
妃那乃「ん…」
響希「…仕方ないお嬢様ですね」
寝ている妃那乃に口づけする響希。
目を覚ます妃那乃。
妃那乃は口を手で押さえ勢いよく起き上がる
響希はニッコリと笑う。
妃那乃「なっなっ…何するのよ!」
響希の頬ををもう一つの手で叩こうと振り上げる妃那乃。それを手で受け止め妃那乃を抱き寄せ耳元で話す響希。
響希「おっと…やっとお目覚めですか?お姫様?」
妃那乃は顔を赤らめる。
妃那乃「執事がお嬢様に手を出すなんて…いつもの響希じゃない」
響希「…いつもの?別に普通ですよ。私に黙って昨日朔弥とデートした罰です」
ニッコリと笑う響希はどこか怖い。
妃那乃「べっ別に朔弥とのはデートじゃないわよ。夏帆ちゃんもいたし…」
響希「…でも何もなかったわけじゃないですよね?」
妃那乃は顔を赤らめる。
響希「…ほら、その顔。ずるいですね。何されたんですか…?」
妃那乃「…なっ何だっていいじゃな…ん」
妃那乃にキスする響希。
妃那乃は泣く。
そんな妃那乃をみて響希は少し悲しい表情をする
響希「すみません。いじめすぎましたね。先に学校行ってます」
そう言って妃那乃の頭を撫でる響希。
部屋を去る響希の後ろ姿をじっと見つめる妃那乃。