その後、裕子とタカさんが帰ってくると、リョウさんは2人にも謝った。


「本当に悪かった。裕子ちゃんは正しいよ。
莉絵は家においてきた。
もうこっちに顔を出さないように言い聞かせた。

ちょっと家庭の事情があって、多少のことは大目に見てしまう癖がついてて。
でも、みんなに甘えすぎてた。

莉絵がやったことも、俺がちゃんと監督しなかったことも謝まるよ。
すまなかった」


頭を下げるリョウさんに、裕子は恐縮した。