すかさずカンジさんが突っ込んだ。


「え、リョウ、どこ?」


「うちの親戚の旅館」


それを聞いてタカさんも口を挟んだ。


「すげーな。
親戚に旅館経営者がいるのか?」


リョウさんの話によると、叔父さんがリョウさんの実家のすぐ近くで温泉旅館を経営しているらしい。


日にちさえ指定しなければ、2泊くらいなら部屋を確保してもらえるだろうとのこと。


温泉はもちろん、露天風呂、カラオケバー、テニスコートやプールまである大きな旅館らしい。


「よし、決まり!」


カンジさんの一声で温泉旅行が決定した。