有史以来、いったいどれだけの人間が、この海と空を眺めたことだろう。
今の私のように。
海も空も、ずっとここに在る。
在り続ける。
でも人間は違う。
たかだか100年も生きればいい方だ。
たいていはそれより短い命。
私が生きていようが死んでしまおうが、海も空も、変わらずここに在り続ける。
何も変わらない。
進路をどうしよう、なんて悩んでいたことが馬鹿らしく思えた。
あんなに悩んでたくせに、そんな些細なこと、そう思えた。
私は小さい。
私がどの大学に進もうが、何の職業につこうが、何億年も前からここに在り続ける海にも空にも、何の影響も与えはしない。
むなしく思えた。
涙が止まらなかった――
今の私のように。
海も空も、ずっとここに在る。
在り続ける。
でも人間は違う。
たかだか100年も生きればいい方だ。
たいていはそれより短い命。
私が生きていようが死んでしまおうが、海も空も、変わらずここに在り続ける。
何も変わらない。
進路をどうしよう、なんて悩んでいたことが馬鹿らしく思えた。
あんなに悩んでたくせに、そんな些細なこと、そう思えた。
私は小さい。
私がどの大学に進もうが、何の職業につこうが、何億年も前からここに在り続ける海にも空にも、何の影響も与えはしない。
むなしく思えた。
涙が止まらなかった――


