「それで、タカさんは、ミナミさんと付き合うの？」

「まさか。
一夜だけのカンケーよ。
ミナミも了承済み」

「あ、そうなんだ……
大人の関係、なんだね」

「そーゆーこと」


私には理解できない関係だな。

でもまあ、タカさんだからね。

それより元気なくうなだれてたカンジさんが気になった。


「カンジさんは、ミナミさんのそういう姿、見たくなかったんだね、きっと。
もしかして、好きだったのかな？」

「さあな。
でも、あれはカンジが相手にできるようなタマじゃねーよ」

「ふうん」

「ミナミはさ、常に男がいないとだめなタイプなんだよ。
カンジはそういう女がいるって事実が、受け入れられないみたいだな。
ホント、女ってもんがわかってねえよ、あいつは」

「タカさんとリョウさんはそういうのわかるの？」